どうやったら一級建築士になれる?

「一級建築士試験になりたい!」と思っても、すぐになれるものでしょうか?

受験資格は?
試験はいつどこで実施されてるのか?
試験の申し込み方法は?
合格率は?

色々調べなければならないことがありそうです。一つ一つみていきましょう。

公益財団法人建築技術教育普及センターが行う一級建築士試験に合格する必要がある!

建築士法第13条の規定に基づいて行われる一級建築士試験に合格すれば、「一級建築士」になることができます。

試験元は、公益財団法人建築技術教育普及センターとなっており、試験は「学科の試験」と「設計製図の試験」について行われます。

「学科の試験」に合格しなければ、「設計製図の試験」を受けることができません。

受験資格

一級建築士試験を受験するためにはいくつか条件があり、学歴、あるいは資格に加えて数年間の実務経験が必要でしたが、令和2年から建築士法の一部改正により受験資格等が変更になりました。自分がどの条件に該当するかで受験できる年や免許登録に必要な実務経験年数が変わってくるので試験元の発表をよく確認してください。

<受験資格区分>

  1. 学歴(大学、高等専門学校の指定科目を修了し卒業)で受験+実務経験で免許登録
  2. 二級建築士で受験+実務経験で免許登録
  3. 知識・技能(国土交通大臣が上記の者と同等以上の知識及び技能を有すると認める者(建築設備士含む))で受験+実務経験で免許登録

試験の申込方法

受験申し込みの流れ

  1. 受験申込書を入手
  2. 受験料振込み、写真撮影、必要書類の準備
  3. 受験申込書等の提出

受験申込書の配布は、郵送による配布と窓口受け取りによる配布になります。

郵送の場合は、公益財団法人建築技術教育普及センターから取り寄せることになり、窓口での受け取りの場合は、窓口になっている各都道府県の建築士会に直接行って申込書を受け取ることになります。

受験料を振り込んだら、

受験申込書
振替払込受付証明書
写真(2枚)
受験資格区分等により必要な書類

を提出します。
「受験資格区分等により必要な書類」は受験資格区分により異なっていて、各区分において卒業証明書や指定科目修得単位証明書、免許証の写し、実務経歴書といったように指定されています。

受験申込書の提出先は、郵送の場合には公益財団法人建築技術教育普及センター、直接窓口へ提出する場合には住所地の都道府県建築士会が指定する場所での提出となります。

その他、受験経験のある場合には一定の条件のもとインターネットによる受付も行われています。

配布期間や受付期間は、郵送・窓口・インターネットのそれぞれの場合で異なりますので、申し込みの詳細と併せて公益財団法人建築技術教育普及センターのホームページ等でチェックしましょう。

試験の日程

毎年、おおよそこのような日程で行われています。

  • 申込書の配布と受付(4~5月)
  • 「設計製図の試験」課題発表(7月下旬)
  • 「学科の試験」(7月下旬)
  • 「学科の試験」合格発表(9月下旬)
  • 「設計製図の試験」(10月上旬)
  • 「設計製図の試験」合格発表(12月下旬)
  • 免許証の交付(翌年2月以降)

※申込書の配布期間と受付期間は、郵送・窓口・インターネットでそれぞれ異なりますのでご注意ください。

試験会場

試験は、各都道府県内の大学などを使って実施されます。

受験会場については、毎年配布される申込書や、公益財団法人建築技術教育普及センターのホームページに詳細の案内があります。

試験当日に慌てず落ち着くことができるよう、本番までに一度自宅からの移動や会場周辺の下見などのシュミレーションをするといいでしょう。

試験の合格率

合格率は、直近の5年分について公益財団法人建築技術教育普及センターのホームページで公開されています。

合格率 全体合格率(合格者数/※実受験者数) 製図合格率(合格者数/実受験者数)
令和元年 12.0% 3,571/29,741 35.2% 3,571/10,151
平成30年 12.5% 3,827 /30,545  41.4% 3,827 /9251
平成29年 10.8% 3,365 /31,061  37.7% 3,365 /8,931
平成28年 12.0% 3,673/- 42.4% 3,673/8,653
平成27年 12.4% 3,774/- 40.5% 3,774/9,308
平成26年 12.6% 3,825/- 40.4% 3,825/9,460
平成25年 12.7% 4,014/- 40.8% 4,014/9,830
平成24年 12.4% 4,276/-  – -/- 

 

実受験者数とは、今年「学科の試験」から受験した者と、過去2年間に「学科の試験」に合格し今年「設計製図の試験」から受験した者の合計