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H29本試験「リゾートホテル」 プランニングのポイントは?

昨日(10/12)のブログ記事には、下記①についてポイントを整理しました。

①出題者視点のポイント
②プランニングのポイント
③受験生がひっかかったり読み飛ばしそうなポイント

 

今日の記事では、「②プランニングのポイント」について。

 

プランニングを進めていくうえで最初に押さえておくべき重要なことは、この3つ。

  1. 外部領域(敷地外、敷地内)と内部領域(建物内)の関係性
  2. 建築物のボリューム設定
  3. 内部領域(居室間)の関係性

 

宿泊室の配置プランを考える前に
これら3つを課題文から読み取って、丁寧に条件整理していく必要があります。

今年の課題は、条件に関して直接的な表現が多く、例年より何だか親切だという印象を受けました。
(細かい内容はひとまず置いといて・・・)

 

まず、「1.外部領域(敷地外、敷地内)と内部領域(建物内)の関係性」について。

屋外施設に関しては、ヒントが満載でした。

敷地の西側には、大学セミナーハウスとの共用駐車場があり、
その共用駐車場と敷地内の「車回し」は、前面道路を介することなく(=道路に出ることなく直接)アプローチできる。

ということは、「車回し」の位置が必然的に決まりますね。

また、「リラクゼーションスペース」は湖側の地下1階レベルに設け、
名峰や湖の景色が楽しめる。
となると、南~南東側の配置が一つのパターンとして想像されます。

これで屋外施設等の配置について初見の方向性が見えました。

 

次に、「2.建築物のボリューム設定」について。

建築物のボリューム設定は、屋外施設の位置とボリュームに影響を受けます。
それを踏まえた上で、指定される建蔽率・容積率・面積範囲を勘案し
具体的な検討(数値計算)に入っていきます。

その時、指定面積の範囲内で、できるだけ上限に近いボリューム設定ができた方が有利なのですが、
プラニングを進めるうちに、苦肉の策としてバルコニーや屋外階段等によって
計画不足部分の修正や要求室の面積調整をすること、時々ありますね。

そういった予期していない計画変更で面積の上限を超えないよう、
ボリューム設定する場合には、指定面積の上限からいくらかの余裕をみておく必要があります。

「ここら辺の面積で検討していこう」という計画初期のボリューム感覚と
「計画が難しくなったら、ここまでは膨らませる(縮める)ことができるな」というボリュームの修正感覚。

エスキスの初期においては、そのような力が要求されます。

そのような力がある受験生は、
建築物の検討を整形プランで進めていくか、L字型プランで進めていくか、
進むべき道を選択する場面において、判断のよりどころがあったはずです。

 

次に、「3.内部領域(居室間)の関係性」について。

これは、ゾーニングにつながる部分です。

各要求室に求められている関係性はどことどんな関係性なのかを理解し、
平面的・断面的なゾーンの組み立てと併せて検討していきます。

そういったことを考えて初めて、課題文が要求する空間構成を満たしたプランを仕上げることができます。

今回の試験の場合には、主に共用部門の要求室に関する判断が
プランニングの方向性に影響を与えることになります。

どの要求室を地下1階に配置して条件を満たしていくか? 同時にボリューム設定はクリアできるか?

そんな視点をもって、
これらをエスキス初期段階で詰めて検討することができれば、
比較的早い段階で方向性を決めることができます。

 

今日の記事で取り上げた3つのプランニングポイントは、
とても重要な内容と言えます。

ここを理解できなければ、どんなに課題をたくさん解いても先へ進めませんし、
課題の当たりはずれに合格できるか否かが左右されてしまいます。

3つのプランニングポイント。

一度立ち止まってしっかり考えを掘り下げましょう。

 

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