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2018年一級製図試験 設計条件は読み取れた?

今年の製図試験、文字数が多く情報が例年以上に膨らんでいました。

課題文を見たとき、皆さん度肝を抜かれませんでしたか?

用紙の大きさ、敷地図の掲示方法、

もう何をとっても驚くばかりで心拍数が上がりっぱなしだったかもしれません。

 

Ⅰ 設計条件

この課題は、戸建て住宅を中心とした市街地にあり、廃校となった小学校(旧小学校の施設構成:校舎・体育館・校庭・屋外プール)において、
老朽化し解体された屋外プールの跡地に温水プールのある「健康づくりのためのスポーツ施設」を計画するものである。
なお、校舎はカルチャーセンターに、体育館は全天候型スポーツ施設に、校庭は人工芝に改修しグラウンドとして再利用されている。

本建築物は、地域住民が各種スポーツを楽しみながら健康増進を図ることができ、スポーツをとおした世代間交流ができる施設とする。
また、パッシブデザインを積極的に取り入れた計画とする。
なお、本建築物は、旧小学校の活用・再生を図るために、隣地のカルチャーセンター、全天候型スポーツ施設及びグラウンドと一体的に使用するものである。

 

とまあ、課題の設計条件はこのような感じでした。

いつもの課題と比較して、この前半部分!ここに翻弄されませんでしたか?

 

よく読んでいくと、二つ目の段落が設計に関する具体的な指示であることが分かります。

一つ目の段落は、該当敷地の周辺についての状況を述べているにすぎません。

 

まず読み取るべきはこの3つ、

  • 施設利用の対象が地域住民であること
  • 世代間交流=多世代の利用が想定されること
  • 隣地のカルチャーセンター、全天候型スポーツ施設及びグラウンドと一体的に使用すること

となりますね。

 

これら読み取りのポイントから、

  • 地域の人々がどのように施設に訪れ、どのように利用するかを問われる
  • 多世代というキーワードから、子どもからお年寄りまでが共に施設を利用するような構成が考えられる
  • 「一体的」という言葉が具体的にどんなつながりを具現化すればよいかを読み取っていく必要がある

ということが分かるわけです。

まずは落ち着いて、問題文の構成を分解してみましょう。

 

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