どーんと20年分、過去問課題まとめ

平成29年の一級建築士製図試験が終わりました。
受験生の皆さん、お疲れ様でした。(2017.10.09)

平成11年から平成29年までの試験問題から、敷地に関する条件をピックアップ。

試験の傾向をつかむための参考にどうぞ。

年号 課題名 用途地域 防火 建ぺい率 容積率
H29 小規模なリゾートホテル 都市計画区域及び準都市計画区域以外の区域 60 200
H28 子ども・子育て支援センター(保育所、児童館・子育て支援施設) 第二種中高層住居地域 準防火地域 70 400
H27 市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅(基礎免震構造を採用した建築物である。) 近隣商業地域 防火地域 90 400
H26 温浴施設のある「道の駅」 都市計画区域及び準都市計画区域以外の区域   70 200
H25 大学のセミナーハウス 都市計画区域及び準都市計画区域以外の区域   60 200
H24 地域図書館(段床形式の小ホールのある施設である。) 第一種住居地域 準防火地域 70 300
H23 介護老人保健施設(通所リハビリテーションのある地上5階建ての施設である。) 第一種住居地域 準防火地域 80 400
H22 小都市に建つ美術館 近隣商業地域 準防火地域 90 400
H21 貸事務所ビル(1階に展示用の貸スペース、基準階に一般事務用の貸しスペースを計画する。) 近隣商業地域 準防火地域 90 500
H20 ビジネスホテルとフィットネスクラブからなる複合施設 商業地域 準防火地域 90 500
H19 子育て支援施設のあるコミュニティセンター 第一種住居地域 準防火地域 70 300
H18 市街地に建つ診療所等のある集合住宅(地下1階、地上5階建) 近隣商業地域 準防火地域 80 300
H17 防災学習のできるコミュニティ施設 近隣商業地域 準防火地域 80 400
H16 宿泊機能のある「ものつくり」体験施設 都市計画区域及び準都市計画区域以外の区域   60 200
H15 保育所のある複合施設 第二種住居地域 防火地域 80 300
H14 屋内プールのあるコミュニティ施設 第二種住居地域 準防火地域 70 200
H13 集合住宅と店舗からなる複合施設(3階建) 第一種住居地域 準防火地域 60 200
H12 世代間の交流ができるコミュニティセンター 第一種高層住居専用地域 準防火地域 60 200
H11 高齢者施設を併設した集合住宅
(高齢者施設についてはデイサービス(日帰り介護)及びショートステイ(短期入所生活介護)を行う施設である。)
第一種高層住居専用地域 準防火地域 70 300

みんな固まった!身の毛もよだつ過去問のビックリ玉

製図試験では、毎年受験生が固まるような驚きの条件が加えられています。

一級建築士の先輩方もみんな一度はビックリ玉を踏み、失敗しながら合格をつかみ取ってきました。

今年のビックリ玉はなにか?

合格のコツは、おどおどしすぎないこと。
エスキスのポイントを外さず、ビックリ玉をうまくかわしていきましょう。

年号 課題名 ビックリ玉・キーワード
H29  小規模なリゾートホテル 観光資源等を活用した「コンセプトルーム」の使い方の提案、敷地の条件を考慮した地下1階の構造及び建築物全体の基礎構造
H28 子ども・子育て支援センター(保育所、児童館・子育て支援施設) パッシブデザイン、井水利用、日射遮蔽効果のある樹木、天井等落下防止、基礎形式
H27 市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅(基礎免震構造を採用した建築物である。) 基礎免震構造、商店街との連続性、車寄せ、目標耐震性能、自然災害時の建築物の機能維持
H26 温浴施設のある「道の駅」 非常用自家発電設備、24時間利用可能エリア、勾配屋根の架構計画(図も追記よい)
H25 大学のセミナーハウス 勾配屋根の構造計画、省エネルギーへの工夫
H24 地域図書館(段床形式の小ホールのある施設である。)  メインエントランスとサブエントランス指定、書籍閲覧カフェ、吹き抜け部分冬季の空調計画
H23 介護老人保健施設(通所リハビリテーションのある地上5階建ての施設である。) 車寄せ、災害時にも一定の機能維持
H22 小都市に建つ美術館 アプローチは公園・遊歩道可、美術品に配慮した設備計画、設備機械室㎡/建築物の床面積㎡、照明計画
H21 貸事務所ビル(1階に展示用の貸スペース、基準階に一般事務用の貸しスペースを計画する。) 敷地形状(台形)、基準階有効率、地下1階機械式駐車場、ターンテーブル、カーリフト、照明計画
H20 ビジネスホテルとフィットネスクラブからなる複合施設 ペデストリアンデッキ、1階・2階のエントランスホール、エスカレーター
H19 子育て支援施設のあるコミュニティセンター 広場への植樹(高さ・枝張り指定あり)、上足エリア明示
H18 市街地に建つ診療所等のある集合住宅(地下1階、地上5階建) 地下1階居住者専用駐車場
H17 防災学習のできるコミュニティ施設 既存部、既存樹木、防火水槽、エキスパンションジョイント
H16 宿泊機能のある「ものつくり」体験施設 屋外自由通路
H15 保育所のある複合施設 屋内駐輪場
H14 屋内プールのあるコミュニティ施設 2階にプール室
H13 集合住宅と店舗からなる複合施設(3階建) モール、駐車場6台(2段昇降式可)
H12 世代間の交流ができるコミュニティセンター 敷地傾斜(1.5m高低差)、各部門の利用時間帯
H11 高齢者施設を併設した集合住宅
(高齢者施設についてはデイサービス(日帰り介護)及びショートステイ(短期入所生活介護)を行う施設である。)
車寄せ

建築物の規模に注目

ここでは、建築物の規模にフォーカスします。
階数・床面積合計だけでなく、床面積不算入部分にも条件の違いを発見して下さい。

年号 課題名 規模 床面積合計の範囲 床面積不算入部分
H29 小規模なリゾートホテル 地下1階地上2階建て 2,400㎡以上
2,800㎡以下
ピロティ、塔屋、バルコニー及び屋外階段
※ピロティ等を屋内的用途に供するもの(娯楽スペース、設備スペース、駐車場等)については、床面積に算入
H28 子ども・子育て支援センター(保育所、児童館・子育て支援施設) 地上3階建 2,000㎡以上
2,500㎡以下
ピロティ、バルコニー、屋外階段及び塔屋
H27 市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅(基礎免震構造を採用した建築物である。) 地上5階建 2,600㎡以上
3,100㎡以下
ピロティ、塔屋、バルコニー、屋外階段、エレべーターシャフト
H26 温浴施設のある「道の駅」 地上2階建 1,800㎡以上
2,200㎡以下
ピロティ、塔屋、バルコニー、屋外階段等
H25 大学のセミナーハウス 地上2階建 1,500㎡以上
1,800㎡以下
ピロティ、塔屋、バルコニー、屋外階段等
H24 地域図書館(段床形式の小ホールのある施設である。) 地上5階建 3,400㎡以上
4,000㎡以下
ピロティ、塔屋、バルコニー、屋外階段等