製図受験でよくある質問をまとめました
製図試験を受験するにあたってよせられる質問について、下記3つのカテゴリーに分けてまとめています。
- 一般編
- エスキス編
- 作図編
製図受験よくある質問Q&A 【一般編】
一級製図試験はいつ頃ですか?
一級建築士製図試験は、毎年10月の第2日曜日頃に開催されるのが通例です。日程の詳細は4月頃に、「公益財団法人建築技術教育普及センター」のホームページにて発表されます。
製図試験の課題発表は、毎年7月の第4金曜日頃になっています。
製図試験に持ち込んでいいものには、何がありますか?
試験当日の携行品は、
- 身分証明書(顔写真付き)
- 受験票
- 黒鉛筆
- 消しゴム
- 製図板(規定あり)
- T型・円・三角形・平行などの各種定規(規定あり)
- 文字用テンプレート
- 三角スケール
- 分度器
- コンパス
- ハケ
- 画びょう
- 製図用テープ
- 芯ホルダー
- 鉛筆削り
- 消し板
- 計算尺
- 電卓(規定あり)
- 蛍光ペン
- 色鉛筆
などとされています。製図試験の申込書にも記載がありますのでご確認ください。携行できないものの指定もありますので、詳細は「公益財団法人建築技術教育普及センター」のホームページで併せてご確認ください。
試験問題は持ち帰ることができるのですか?
試験問題は、試験終了まで試験室に在室した者に限り、持ち帰りが許されています。
試験では製図板を固定してもいいのですか?
受験生へのヒアリングによると、粘着テープ等による製図板の固定は可能とのことです。ただし、粘着力の強すぎるテープの使用は認められない可能性がありますので、ご注意ください。
試験は長時間に及びますが、食事はどうするのですか?
基本的に、試験中の飲食は認められています。図面が汚れてしまったりしないよう、飲み物はフタができるもの、食べ物は小袋等に入り簡単に食べることができるものがオススメです。試験会場付近のコンビニは、大勢の受験生が利用するため在庫切れで買えなかったという話も耳にします。試験会場付近に到着する前に、あらかじめ購入して持ち込むのがよいでしょう。
製図受験よくある質問Q&A 【エスキス編】
エスキス用紙は配布されるのですか?
試験当日は、試験問題・エスキス用紙・作図用紙が配布されます。
エスキス用紙に方眼はかかれていますか?
エスキス用紙には、5mm方眼があらかじめかかれています。方眼の色は黒です。練習時のエスキス用紙と異なる場合もあるかと思いますが、驚かずにいつも通りエスキスを進めましょう。
製図受験よくある質問Q&A 【作図編】
作図用紙を製図板に固定するには何を使えばよいですか?
製図板付属のマグネットや、製図用テープを使います。作図用紙の固定が歪んでいると、手直しや手戻りが生じ時間のロスとなります。あわてず、丁寧に平行・垂直をあわせてから作図に取りかかるようにしてください。
道具が多くて机の上でバラバラになります。とりやすい道具の置き方はありますか?
道具入れを使いましょう。100均で手に入るようなプラスチックのケースで構いません。中を小分けにして、各作図道具を入れる場所を決めてしまいましょう。ケースに入れる時には、「立てる」「置く」を使い分けましょう。段取り良く作図が進みます。「がっちり合格ノート」p53の写真が参考になるかもしれません。
最初から作図用紙にかかれている部分はなぞる必要がありますか?
敷地境界線はなぞりましょう。それ以外の図面名や面積表などは、なぞらなくても構いません。
配置図が隣地境界線からずれました。描きなおしになりますか?
あわてず、計画通りの寸法になるように隣地境界線・道路境界線を描き足してください。既存の境界線は、気にしなくて構いません。ただし、これは緊急事態の対応になります。そうならないように、初めから細心の注意を払いましょう。
梁伏図を実線で描いてもいいですか?
試験元が公開している標準解答例でも、梁伏図の実線表記が確認されます。(H26道の駅など)標準解答例は標準的な合格図面とされていますので、実線で描いても問題ないと言えます。
平面図の寸法線はどの程度まで描けばよいのですか?
寸法線は、通り芯に関わる各スパン長と各方向の合計を描きます。それ以外では、面積の算定に関わる間仕切り壁の芯までの寸法や、跳ね出し床の先端までの寸法は押さえておきましょう。